本文へスキップ


ようこそ、遊園地情報テーマパークへ。ジェットコースター、観覧車、お化け屋敷・・・満載!
アトラクション > お化け屋敷 >本当に出るお化け屋敷〜従業員に聞いた怖い話


本当に出るお化け屋敷
〜従業員に聞いた怖い話〜

華やかで、にぎやかなパーク。
しかし、パークにも闇夜は訪れる・・・・
その差が激しいからこそ、
闇夜に働く従業員たちは、見てしまうのだ。
それを。


今日は投稿された、パーク内であった怖い話の中から3つのお話を
ご紹介しましょう。
この話は元従業員の方が実際に経験された話です。

本当に出るお化け屋敷■第1話・蜘蛛からの手紙(東京・某水道橋地下遊園地)

Gパーク(仮名)では、とくにこれといったオバケ話は、なかったのですが... あれはたしか、営業が終わって、「お化けパニック」(仮名)のチェックをしてたときのこと。(はっきり言ってお化けパニックは、効果音の全くない中、歩きで電源切るときが一番こわいんです。) わたしは、いつものように、電源を切ってまわってました。 なんか、見慣れない赤い布がところどころに落ちてるのです...。 お客様のわすれものかな、なんておもいながらひろってあつめてると、なにやら、手紙らしきものがみえるのです。気になってそっちのほうへ駆け寄った瞬間、めのまえに蜘蛛がおちてきて、それはGパークの中に響くようなさけびごえをあげました。 腰ぬけちゃって友達に助けてもらい、あたりを少しみまわしてみると、糸がはってありそれにひっかかると蜘蛛が落ちてくる仕組みになってたのです。 んで、手紙らしきものを見ると、 「 ごめんね。驚いた? 神様より 」 ってかいてありました。 お客様、こんな手のこった悪戯はやめましょう。しみじみ感じました。Gパークは、基本的にお客様に悪戯されることが多くまあ、それも楽しかったんですけど。 それに、お客様は神様だし。


本当に出るお化け屋敷■第2話・ライドNo.10(東京・某二子玉川たまごパーク)

Wパーク(仮名)には色々なお化けの噂がありました。 その中でも、いちばん怖いのは「バーチャルライド」(仮名)です。 バーチャルライドそのものは、別にお化けをテーマにしたものではなく、コンピューターに入り、ウィルスを退治して一周するライドだったのですが、アトラクションがある位置が、Wパークのちょうど鬼門にあたる場所にあるらしいのです。そのアトラクションでの体験談を書きます。 私は先輩から、バックヤードで子供が走っている音がしたとか色々な話を聞いて脅かされていたのですが・・・ ちょうどライドへの乗降作業がひとりになったときのこと。ライドは小さな部屋のようになったいて、外から扉を閉め、外から中が見えないようになっていて、どのライドに乗ったかが分かるようにランプが点灯する仕掛けがあります。 数組のお客様を乗せ終わって、ライドが一周するのを待っていると、10番ライドの扉が開いて帰ってきました。10番にはお客様を乗せていなかったので、「しまった、閉め忘れた!」と思い、しっかりしめなおしました。数分して、また10番ライドが戻ってくると、また扉があいているのです。鍵の故障かと思い、とりあえず扉に「点検中」のチェーンをかけました。 また10番ライドが一周して戻ってくると・・・ お客様が乗っているというランプが点灯しているのです。今の時間は、誰もお客様は乗っていないはず・・・ とりあえず開けてみなければと思い、チェーンをとり、扉を開けるとひんやりした風が私の身体を通り抜けたのです。もちろん、中には誰もいませんでした。 そして、私も聞いてしまったのです。バックヤードで走る子供の足音を・・・ もうこの「バーチャルライド」はリニューアルされたようですが、それが「ドラキュラの棺桶」(仮名)というのになったそうです。私はまだ、乗っていませんが、あの場所にお化け屋敷を作らなくても、と思うのですが。 今度乗るときは10番ライドだけは避けたいです。

本当に出るお化け屋敷■第3話・置き去り(東京?・某Dランド)



私が担当していたのは、Dパーク(仮名)の「おとぎの城、ミステリー探険」(仮名)です。ご存知の通り、従業員がおとぎの城の中を案内してまわり、最後にベズニー映画(仮名)の悪役キャラクターの復活を阻止するために、勇者が選ばれるというものです。 1人の従業員が何十人ものお客様を案内するわけですから、後の方についている人がそのまま置き去りにならないように注意しなければなりません。他の従業員ももちろん気にしてくれるわけですが。 ただし、絶対に置き去りにしなければならない状況というのも、たまにあります。それは「リフト」です。おとぎの城の途中にあるエレベーターで、もちろん定員がありますから、計算して1グループの人数を決めているものの、体重の差などあり、ごく稀に、数人に残ってもらい、次の従業員を待ってもらうこともあります。 さて、そんなある日。 いつものようにリフトまで来て、全員乗せおわると、お客様から「お兄さん、一人乗ってないよ」と声がかかりました。私には何のことだか分からなかったのですが、そのお客様には リフトの前にたたずんでいる親子が見えるらしいのです。他のお客様には見えないらしく、アドリブでその場は切り抜けました。 またある日、今度は本当に親子を置き去りにしなければならないときがやってきました。説明して待っていただくようお願いしたわけです。 しかし 次の回のグループがリフトに来たときは誰もいなかったらしいのです。 もちろん、普通に非常口から出たとも考えられないし。 何だったんでしょうか。 皆さんも置き去りにされないように、早めに乗った方がいいですよ。



。。