質問
「遊園地とテーマパークの違いは何?」
厳密な規則はありませんが、パークの全体構成として一貫した「テーマ」があるものが『テーマパーク』と呼ばれ、テーマはなく遊具が多数そろっている場所が『遊園地』と呼ばれています。
日本の場合は、経済産業省で遊園地とテーマパークの違いをこのように定義しています。
■遊園地の定義
主として屋内、屋外を問わず、常設の遊戯施設(*)を 3 種類以上(直接、硬貨・メダル・カード等を投入するものを除く)有し、フリーパスの購入もしくは料金を支払うことにより施設を利用できる事業所のこと。
※ 遊戯施設とは、コースター、観覧車、メリーゴーランド、バイキング、フライングカーペット、モノレール、オクトパス、飛行塔、ミニSL、ゴーカートなどをいう。
(経済産業省の定義)
■テーマパークの定義
入場料をとり、特定の非日常的なテーマのもとに施設全体の環境づくりを行い、テーマに関連する常設かつ有料のアトラクション施設(*)を有し、パレードやイベントなどを組み込んで、空間全体を演出する事業所
※ アトラクション施設とは、映像、ライド(乗り物)、ショー、イベント、シミュレーション、仮想体験(バーチャルリアリティ)、展示物の施設などをいう。
(経済産業省の定義)
つまり、まとめると
遊園地から見たテーマパークとの違いは、
・遊戯施設(乗り物)がメインであること
・「入場料」が必ずしもなくてよい
・「パレードやイベント、ショー」がなくてもよい
テーマパークから見た遊園地との違いは、
・遊戯施設(乗り物)があるとは限らない
・テーマパークは入場料を必ず取るが、遊園地は必ずしも取らない
・テーマ性がある演出があること
ということです。