ジェットコースターの生理学
ジェットコースターを克服する方法
デートの定番である「ゆうえんち」。
ただ、ここで2つの遊園地には関門があります。それは女性にとっての「お化け屋敷」と男性にとっての「絶叫マシン」。
多いパターンとして「いや~こわ~い!」とか言ってお化け屋敷に入るのを拒んでいる女性を励ましている男性。ここでイイトコロを見せてるって感じですね。なので、ある意味女性のお化け屋敷嫌いはデートにとっては良い要素となり得ます。
しかし、逆に根性を見せられる「絶叫マシン」を男性が怖がっていると、母性本能をくすぐるか、情けないと思われてしまうかのどちらかかも。
そんなことを考えたときに「絶叫マシンをいかに克服するか」の方法論を考えていました。今回取り上げたのは絶叫マシンの定番「ジェットコースター」。ジェットコースター嫌いの方、参考にしてみてください。
学問的に考える…ジェットコースターでの男性と女性の感覚の違い
かなり昔のNHKの番組で「恋愛帝王学」というのをやっていて、恋愛を生理学的に検証するというのをやってました。そこで初対面の人に会ったときに男性と女性はどういう感覚になるのか、という実験をやっていました。その結果は…
→男性:脳波が乱れる、発汗が多くなる=動揺しやすくなる
→女性:脳波、発汗の変化が少ない=観察できる
これをジェットコースターに当てはめてみると、緊張する状況下に置かれたときに男性は脳波が乱れて「ストレスを感じる」し、女性は緊張する状況下では冷静に観察できるので「リラックスしながら状況を楽しめる=ストレス発散できる」ということになると言えるでしょう。
つまり、前提として知っておくべきことは、生理学的に女性よりも男性のほうが「ジェットコースターが苦手である」ということ。男性の皆さん、これで少し安心しましたか?とは言ってもデート中に「生理学的に男性は…」なんて話をしたらナニモノなんだと思われてしまうので、どうにか克服できる方法を考えてみましょう。
高さ・速さが怖い…マッドマウス系(ミニコースター)からチャレンジ
ジェットコースターの怖さは「高さ」と「速さ」と「なんか落ちるような感覚(マイナスG)」だと思います。まず、高さや速さが怖い場合は、小さいものから徐々に大きいのにチャレンジしていく!多くの遊園地で「マッドマウス」と呼ばれるチョコマカ動くミニコースターと大きいコースターの2種類が置いてあります。まずはミニに乗って、感覚をつかんでみましょう。何事も慣れが大切ですよ。
なんか落ちる感覚が怖い…前から2番めに乗るべし!
お尻が浮くような感覚がこわいという人は、なるべく前に乗りましょう。というのも、後の車両に比べて、前にいるほど「圧迫されるような感覚(プラスG)」は強く感じられ、「お尻が浮くような感覚(マイナスG)」が弱く感じられるのです。理由は、落ちるときには山の頂上から落ちるわけで、先頭車両が下ろうとしているときには後部の車両はまだ山を登っているところなのでスピードが出にくいのです。また視覚的に怖いのを避けるために2番めに乗るのが一番よいでしょう。とは言っても、完全にマイナスGの感覚がなくなるわけではないので、覚悟を。
とにかく怖い…暗いコースターからチャレンジ
とにかくジェットコースターがこわいなら、東京ディズニーランドの「スペースマウンテン」みたいなコースターからチャレンジしてみては?ジェットコースターがなぜわざわざ暗い屋内にあるのかといえば、恐怖感を増させるため。これを裏返して言えば、明るいとそれほど怖いコースではないので暗くすることでごまかしているということだ。例えば「スペースマウンテン」だと、狭い中でコースが作られているので、ほとんどが右旋回してぐるぐるらせん状のコースを降りて来ているだけ。つまり、こわくない!と分かっていればこわくないだろう!という方法。
もう怖くてたまらない…笑わせてしまえ
怖いと思うから怖いわけで、「怖い」という感覚を「笑い」に変えてしまえばどうだ!というもの。例えばジェットコースターで叫ぶのは決してカッコ悪いことではないので、思い切って叫んでみる。でも、ただ「ウォー!!」と叫ぶんじゃなくて、「さむい!!!」とか、「歯がかわく~!!」とか言ってみて、彼女を笑わせてしまいましょう。その笑ってる声を聞いて、逆に自分が落ち着けます。
ちなみに…園長は高校2年までジェットコースター嫌いだった
園長は実はジェットコースターが大嫌いでした。理由は簡単で怖いから。ジェットコースター嫌いを克服したのはアメリカにホームステイをした時にディズニーランドに行く機会があって、「せっかくアメリカまで来たんだから、乗らなくちゃしょうがないだろう!」と自分に言い聞かせて、「スペースマウンテン」→「ビッグサンダーマウンテン」→「マッターホルンボブスレー(ボブスレー風のコースター)」と友人に連続で乗り回されて(しかも待ち時間なしで)半ば強引に慣れてしまった感じ。なんだかんだ言ってもやっぱり「慣れ」ということのようで、その後は別になんともなくジェットコースターを乗りまくれるようになってしまいました。いきなり「フジヤマ」とかに乗るのはきっついでしょうが、私の例のようにショック療法的に、中型コースターに連続して乗ってみるのもいいのかも。
さて参考になったでしょうか?
これでジェットコースターに乗れるようになれればうれしい限りです…でも、無理しないでね。
ちなみに…こんなものも
CDを聞くだけでジェットコースターなどの高所恐怖症が克服できる・・というのですが、効果はどうなんでしょう??