■ジェットコースターの魅力と女優の関係?!

「美しいジェットコースターほど怖い」

バラにとげがあるように、美しいジェットコースターほど怖いものです。
美しく感じる物は、起伏が明快で美しい曲線を描いており、黄金比のようにみえる線がある、らせんやクロソイド曲線といったという構造を持っていると言われています。
起伏が明快ということはジェットコースターのレールで想像していみれば・・・そうです、高低さがあったりループがあったりする構造となり、その結果「Ｇ」の増減が富んだコースとなります。

そんな流れで、私が思う美しいジェットコースターを女優さんに例えて紹介しましょう。

●ええじゃないか（富士急）

「足がふんばれない恐怖」
いやぁ、今まで乗った中で一番ビックリしたジェットコースター。
出発前から、荷物は持つな、ポケットの中身はチャックなどで閉めることができても全部出せ、時計も外せ、さらには靴を脱げ、という厳重なチェックを受けます。何もそこまで、、何て思っていたのが後でその理由が分かることになるのですが。もの乗り物は、足ぶらぶらのインバーテッドタイプ。
最初の驚きが、座席で向いているのと逆方向、つまり背中側からコースを昇って行くのです。先が見えないので、どこまで高いのか、五つ落ちるのか全く予測不能。でも見えている景色は山あいで気持ち良い。
気分的には目の前の山と同じ高さまで行ったんじゃ?と思ったころ、ええじゃないかの本領発揮となるのです。
落下しながら座席も回転する! 先頭であれば、一番前と思っていたら次の回転で一番後ろで走っているように思えたり、良い意味で訳がわからない予測不可能なところが楽しい。
スムーズな回転の連続に、身をゆだねきって振り回され続けるのが楽しみ方のポイント。
靴を脱ぐときに、裸足に為ってしまおう風を全身で感じられて気持ち良い！

準備段階から高圧的・・そして予測不能な態度の急変。
「ええじゃないか」は「沢尻エリカ」なジェットコースターだ！

●ホワイトサイクロン（ナガシマスパーランド）

「こわれそう、狭い中をとおってぶつかりそう」
個人的には美しさナンバーワンと思うジェットコースター。
木製のジェットコースターが日本に４種類ありますが、その中でコースが最も入り組んでいる。
さらに、夜が美しい。光り輝く山のよう。すばらしい。

全体的にガッチリとくまれているが、豊かな造形美があり色白。
木なのでナチュラルかと思ったら、思った以上にアクティブでおどろかされる。。
そんなことから「ホワイトサイクロン」は「深田恭子」なジェットコースターだ！

●ヴィーナスGP　（スペースワールド）

ベーシックなタイプのようですが、コンパクトな敷地ながら一回転、ひねり、ブーメランターン　地面ぎりぎりでのコース展開など、とても色々な顔を見せてくれる。
スペースシャトルの前の一回転する主役級の大技も人を引きつける魅力が。
「コースターの神様」といわれるアントン・シュワルツコフ氏がデザイン。

色々な役柄を見せてくれる憑依型女優のような感じ。
「ヴィーナスGP」は「上野樹里」的なジェットコースター。

●番外編）ビッグバーンコースター（那須ハイランドパーク）

「不意をつかれる恐怖」
普通の小型コースターに見えてあなどれない。一気に落ちる。
コースの３分の２は笑顔で乗っていられるようなゆっくり昇って行く時間だけど、残りで一機に急転直下。
７５度の傾斜で前の車両に引きずられて落ちる。

世にも奇妙な物語で見せる永作博美の演技のようだと思う。。。

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